架空兵器！ 1/35 日本海軍 25㎜三連装対空自走砲 完成品の出品です。
本作の説明に先駆けて、まず日本海軍戦艦『榛名』に関する記述から始めなければなりません。長文です。お嫌な方はこの時点で本出品ページをスルーしてくださいませ。
大戦末期昭和20年(1945年)に入ると、敗戦続きの日本では、艦船を運用する燃料にも事欠く状態となり、レイテ沖海戦を生き延びた榛名も修理を受けた呉で停泊するのみとなったのでした。同年4月になって予備艦籍に入ると、マリアナ沖海戦後の改修で大幅に増設された対空火器の大半を陸上防衛への転用のため撤去されてしまいました。榛名はそのまま防空砲台となるべく呉の対岸、江田島小用海岸に転錨。結果としてそこが榛名最後の場所となったのです。
さて、ここからが本作の説明であり、物語はフィクションです。
先述の榛名対空火器の撤去の際、九六式25㎜三連機銃を3基、折しもビルマ戦線から引き揚げて何かの折にと、そのまま呉海軍工廠にて預かっていた3両の八九式中戦車の57㎜戦車砲塔と換装する技術案が持ち上がり、テストの結果、非常に効果的な成果が挙げられるとの結論を得て、直ちに実用化に向け３両のみ改修されたのがこの対空自走砲です。単独では飛行速度の著しく速い大戦末期のアメリカ軍の敵機を撃墜するのは困難でも、3両一体となったフォーメーション射撃、互いに連携をとった多面的・多角的砲撃に、我が物顔で日本本土領空を犯すアメリカ軍に一矢報いる結果となったのです。
この25㎜三連装対空自走砲には一両につき操縦士含め5名の乗員が基本となり、それらの乗員は元戦艦榛名の乗組員が志願した人達であり、日本海軍の中でも長きにわたり殊勲の戦艦榛名の乗組員としての誇りを、最後まで持ち続けた全15名の名もなき士官兵たちでした。その心意気を白いペイントに込めて車両には『はるな』の印字が描かれています。尚、この3両の自走砲の戦果はF6Fヘルキャット艦上戦闘機×4機、SBDドーントレス急降下爆撃機×6機、ボーイングB17戦略爆撃機×2機を撃墜という、実に華々しいものでしたが、この戦果は何故か公式には残されていません。また、15名の乗員の消息と3両の自走砲の行方は戦後になっても不明のままです・・・。
出品内容は画像１・２が全てで、模型完成品には画像の木製飾り台/デコパージュが付属します。
肝心な本作の内容ですが、車体はFine Molds製の1/35 八九式中戦車 甲型と、ピットロード製の同じく1/35 日本海軍九六式25㎜三連装機銃を合体させたものです。九六式25㎜三連装機銃だけで、実に208個というパーツ点数でした。このアイテムにはオプションでエッチングパーツが別売だったようですが、ここでは使っていません。
可動部分は、三連装機銃の360度旋回と仰角のみで、機銃と台座は画像１０の如く被せ式です。模型自体の移動の際、機銃が台座から簡単にはずれてしまわないよう、少しタイト目に調整してありますので、旋回の場合、幾分固いと感じられるかもしれません。加えて非常に細かいパーツで構成された機銃/砲塔は旋回の際、指を添えて良い箇所が限られています。梱包の際、その要点を画像/写真と併せて認めておきます。恐れ入りますが破損の際はご自身で補修いただきますよう伏してお願い申し上げます。当方も最善と思われる梱包/緩衝対策は施す所存です。
あくまでも趣味の範囲で素人が制作したものです。組み立てや塗装の甘さ、拙さはご憫笑の程・・・。くれぐれも「この出来でこの開始価格かよ」とお思いの方は一笑に付してスルーしてくださいませ。
発送はヤマト運輸にて80サイズでの梱包・発送になります。ヤマト運輸以外の発送は受けつけません。
ご入札の際は上記説明文と添付画像をよくよくご確認の上、ご検討くださいませ。また、当方といたしましては、ご落札後、24時間以内の初動連絡、48時間以内のご決済、受け取り連絡を速やかに行っていただける方のみご入札いただける事を希望いたします。加えて、神経質な方、ルーズな方、自分本位の方、大人としてのやり取りが困難な方、もしくはそういう傾向にある方とのお取引はご勘弁願います。当方、24時間以内の初動連絡、48時間以内のご決済をいただけた後、余程仕事の都合がない限り、翌日には商品発送する事を原則としており、併せて同時に「非常に良い」の評価を入れさせていただく事を基本動作としています。(あくまでも原則です。今回の場合、慎重なる梱包を予定している関係上、発送までに２～３日のご猶予を頂くことになるかもしれません。)
最後に３Nにてお願い申し上げます。
長文失礼いたしました。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
